2020年4月27日月曜日

【Safer At Home Basketball Training】今だから覚えるバスケットボールができなくても家でできるトレーニング・フットワーク編

こんな時代だからこそ覚えたい、バスケットボールができなくても家でできるトレーニング。

フットワーク編。

Footwork circuit Drill: Pump Fake ~ Down Hill ~ Jab Step

Jab Drill

 Side Lateral Push



Quick Feet Drills


Quick Feet Tap Drill


Quick Feet Drill


Agility Ladder Single Leg Hop Drill


Agility Drill:  One Foot Each Leg ~ Two Feet In & Two Feet Out ~ Shuffle


Tap to Triple Threat


Defensive Slides


Power Skips


Turn in Drill


Pogo Jumps
Video resources are from #NBAJR

2020年1月28日火曜日

【追悼】Kobe Bryantが残したもの

よくある霧がかった曇り空、ロサンゼルスの日曜日の朝。コービー・ブライアント死去のニュース速報が携帯電話に入る。何かの冗談かな?と思うのも束の間、車のFM放送が通常のように音楽を流すことは無く、緊急ニュースに切り替わっている事を知り最悪の事態で世間が動揺している事を知る。そして間もなくブライアント氏の娘のジジさんもヘリコプターに同乗しているニュースを聞き涙が流れた。

前日にレイカーズの試合でレブロン・ジェームスがコービーの通算得点記録を抜き、ツイッターでブライアント氏の賛辞が紹介され、レブロンはロッカールームでコービーの良き思い出をテレビで語っていたのはつい数時間前の事だ。現実とは思えない状況と、次から次へと目の当たりにする人々とメディアのリアクション、時間の経過とアカデミー賞を控えたロサンゼルスの街の静けさに鳥肌が立った。

コービー・ブライアントは17歳から37歳の20年間のキャリアをロサンゼルス・レイカーズで終えたNBAでも特別な存在である選手。そしてロサンゼルスの街は彼の青年から伝説の選手となり、そして父親として人生の第二のキャリアを歩き出した姿を知っている。苦悩や挫折から栄光すべてを知っているのがこの街だ。

マイケル・ジョーダンとよく比較されるように、コービー・ブライアントは彼にもっとも近づけた選手だった。それだけ競争心があり、神と呼ばれたジョーダンに畏怖する事無く挑んだ。才能があった事よりも、努力やハードワーク、勤勉な姿がキャリアの後期になってメディアでもよく語られるようになった。そしてマンバメンタリティという言葉が定着しだすにつれ、スポーツ界の垣根を超えて彼の哲学に影響を受け始めた。

コービー・ブライアントが特別なのは、彼の飽くなき探究心、好奇心、勤勉、努力、そして諦めず情熱を抱き続ける姿だろう。彼の様々な挫折や絶望的な怪我を乗り越え復活する姿はテレビや試合観戦を通して記憶に鮮明に残っている。シャキール・オニールとのレイカーズ黄金時代から、後期の二連覇、オリンピックの二連覇、81得点の試合から、60得点した引退試合、セルティックスとの第7戦を制覇、アカデミー賞受賞など、青年から父親になるまでの姿を現役を通して、そして引退後もこの街は見てきた。

英語、スペイン語、イタリア語を記者会見で話す姿も印象的だった。試合でも相手の国に敬意を払い、海外で幼少を過ごし、フィラデルフィアに移り、ロサンゼルスに到達するまで、異なった文化に触れることで人間的な魅力を広げた。知的であった。チームメイトのスペイン人のパウ・ガソルとスペイン語で試合中にコミュニケーションをとる姿は極めて試合巧者だった。

好奇心、飽くなき探究心、失敗を恐れず進み続けること、ひたすら努力すること、これらはコービー・ブライアントの代名詞だ。

そして今は彼が亡くなって、明るみになっているのが家族を思う父親の姿。娘のために引退で縁を切ったバスケットボールに再び関わりだしていたコーチとしての姿。そしてNBAの後輩だけでなく、女性選手達や様々な人のために自分の経験を生かしてもらおうと人との関わりを持っていた事を知り、とても特別な人を世界は失ったのだと喪失感を思う。

マンバメンタリティ。これはこれからも人の心に生き続けるだろう。

コービー・ブライアント氏と娘のジジちゃんにご冥福をお祈り致します。
RIP Kobe and Gigi

追記:コービーが勧めていた本を1冊紹介。「かもめのジョナサン」https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%8B%E3%82%82%E3%82%81%E3%81%AE%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%8A%E3%82%B5%E3%83%B3


2019年11月3日日曜日

八村塁がNBAのドラフト1巡目で指名されたのってどのくらい凄いの?

八村塁がNBAのドラフト1巡目9位で選ばれました。これがどのくらい凄いのかって話があったので簡単に説明。

毎年行われるNBAのドラフトには60人が選ばれます。

2019年のNCAAの研究データによると、NCAAに所属している男子バスケットボール選手総数は18,816人います。そのうち4,181人がドラフトの資格を得ています。

結果としてこの資格を得た人数から実際にドラフトされたのは52人。86.7% (52/60=0.8666)がNCAA所属の選手からドラフトされています。

8人(60-52=8)はNCAAに所属していなかったアメリカ国外でプレーしていた選手で、13.3%が海外でプレーした選手が選ばれています。(8/60=13.333)

そして、NCAAでNBAのドラフト資格を持った選手がNBAにいける確率は1.2% (52/4181=0.0124)。その資格を持った選手がドラフト9位までに選ばれるには0.2%(9/4181=0.00215)の確率になります。

Estimated probability of competing in professional athletics


NBAドラフトの資格を得るには、 以下の条件が必要になります。
 アメリカ国内選手でアメリカの高校を卒業してから1年以上経過している場合:
  1. 大学4年間の選手資格(eligibility)を終了していること。 
  2. アメリカの高校を卒業して大学には進学しなかったが、卒業してから4年経過していること。
  3. NBA以外の(世界中の)プロリーグで契約してプレーした経歴があること。また契約が解除されてドラフトエントリーできる状態であること。
アメリカ国外の国際選手で19歳以上の場合:(いずれかに該当)
  1. NBAドラフト年に22歳以上であること。
  2. NBA以外のチームとプロ契約してプレーした経歴がある。
https://en.m.wikipedia.org/wiki/Eligibility_for_the_NBA_draft
 
※22歳以上であれば原則誰でもエントリーできるので母数は相当な数になります。

2019年10月6日日曜日

コービー・ブライアントのマンバ・メンタリティーを読んで学んだ4つのこと

コービー・ブライアントのマンバ・メンタリティーの読んでみて、4つの事を学んだので書いてみることにした。

原因と結果から想定へ


フィルム・スタディという言葉がある。つまり試合の動画を見て分析し観察すること。コービー・ブライアントはこの試合動画を分析する上で、なぜ?そういう結果になるのか、細部に拘った分析をする。そしてキャリアを重ねるにつれて、このなぜ?(そのシチェーション)がそうなったのか、結果と原因の因果関係を分析するだけでなく、(そのシチェーションでは)どうあるべきか?どういうオプションがあるのか?どういう代替策があるのか?いろんな想定にまで及ぶ。

フットワークは効率性


ディフェンスとのギャップ(隙間)を作り出すのは瞬間的な動きだ。目や、足や、肢体の位置で効率的に相手を動かす事が鍵になる。だからドリブルも実際は1つ2つで十分な事が多い。フットワークには大きく分けて2種類ある。ドリブルをした中での動き。そしてボールをキャッチした後の動き。NBAでは多くの選手が前者を練習しているが、コービー・ブライアントは後者を重視した後、前者をマスターした。ピボット。リバース・ピボット、インサイド・リバース・ピボット、アウトサイド・リバース・ピボット。それらをマスターした後にビハインド・ザ・レッグス、ビハインド・ザ・バック、クロスオーバーをマスターした。

適材適所とチャンピオン


ビル・ラッセルが幾度も優勝したのは偶然ではなく理由がある。そしてコービー・ブライアントが師事した理由は、彼の適材適所にあったチームメイト各々が自分達の役割に専念できた事を語っているからだ。ビル・ラッセルはボールハンドリングもシュートも下手くそだと批判されたのをよく覚えている。しかし、なぜボブ・クージーという屈指のガードがいるのにハンドリングが上手くなければならないのか?なぜサム・ジョーンズというシューターがいるのにシュートが上手でなければならないのか?ボブ・クージーはリバウンドとブロックに長けていた。チャンピオンになるということはチームメイトがそれぞれ得意な事に専念でき、そして自分自身もまた得意な仕事に専念できるという事だ。この教えは簡単なようで実は深遠。


良いコーチと偉大なコーチ


コーチは教師である。平凡なコーチは選手にああしろ、こうしろと手取り足取り教える。良いコーチはどうやって考えるか、そして選手としてバスケットボールをするのに必要最低限な基礎技術を教える。

良いコーチはどこに魚が居るかを教えてくれる。
偉大なコーチはどうやって魚を見つけるかを教えてくれる。

参考:Mamba Mentality


2019年9月25日水曜日

シューティングフォームよりもストーリーに目を向けた方がいい。

一昔前にNBAにレジー・ミラーと呼ばれる選手がいた。当時の選手の中でも細身の長身で気が強いのが印象だった選手。コート上にあるスクリーンを使ってハーフコートの中を縦横無尽に駆け巡り、 キャッチ・アンド・シュートする姿が今でも思い起こされる。そんなレジーだが、決してシュート・フォームが綺麗な選手では無かった
 He shot .471 from the field, .395 from 3-point range and .888 from the free throw line.
レジーは選手として、フィールドゴール率47%、スリーポイント率39%、フリースロー率が88%と輝かしいシューターとしての成績を残している。また、スリーポイントの率では2度、フリースロー率では5度、NBAの頂点に立ち、68回連続スリーポイント成功や、通算スリーポイント成功本数が歴代2位など、様々なシューターとしては超一流の偉業も達成している。

シュートフォームは確かに効率性や精密度を上げるのには重要かもしれないが、 フォームはあくまでフォームであって答えではない。それよりも目を向けないといけない物があり質問すべき事が他にある。選手が自身を持って打てているのであればそれはその選手のフォームなのである。そしてそのフォームは繰り返される練習と日々の努力で洗練されていく。一夜漬けの手直しでは出来上がらない。

じゃあ何に目を向けなければいけないのか?
 シュートが入らない事がシュートフォームと結論付けているのなら、そこには答えは見つからないだろう。シュートを打つまでにはストーリーがある。

パスを投げる仲間がいる。パスを受け取る自分がいる。ボールに向かって走っているのか?ボールから遠ざかっているのか?動いていないのか?ボールはキャッチする方向に飛んできているのか?キャッチした手の位置はどこなのか?その時はどちらの足でステップを踏んているのか?リングはどこにあるのか?どういう角度で体が向いているのか?足の角度は?自分についているディフェンスとの距離は?左に回転するのか?右に回転するのか?それとも真上にジャンプするのか?タイミングは?

こういうストーリーの中の一部としてシュートフォームを気にするのであれば、それはおそらく正しい分析に辿り着くだろう。そしてシュートに至るまでのストーリーを理解できた時、基礎的な要素が、フットワークが、角度が、タイミングが、仲間との連携が、如何に一本のシュートを成功させるのに重要であるかが分かるだろう。

シューティングフォームよりもストーリーに目を向けた方が、選手もコーチも親も幸せになれる。

 Courtesy of NBA


参考:
https://www.nba.com/pacers/gallery/hardwood-classics-31-photos-reggie-miller-flo-jo-jersey#
https://en.wikipedia.org/wiki/Reggie_Miller