思い起こせば2008年の北京オリンピックのコービー、レブロンを擁したリディームチームも最後の最後までスペインに苦しめた末の金メダルだった記憶も蘇る。
コービー曰く、「世界がUSAに追い付きつつあるのでは無い。もう世界はUSAに追い付いてしまっているという事だ。USAが勝利する事もあれば、負ける事もある。そういう時代だ。」
"It's not a matter of the rest of the world catching up to the USA. It's a matter of the rest of the world has been caught up for quite some time," Bryant said. "It's come to the point where we, as the USA, are going to win some, we're going to lose some. And that's just how it goes."https://www.fiba.basketball/basketballworldcup/2019/news/rest-of-the-world-has-been-caught-up-with-usa-for-some-time-kobe-bryant
確かに2008年の北京オリンピックの時点では追い付かれていたのかもしれない。スーパープレイヤーのスーパープレイが辛うじて勝利の場面を演出できたからこそのUSAの金メダルだったのかもしれない。それが事実であれば、世界からスーパースターがどんどん排出されていけば、もうUSAの独壇場は無くなるのではなかろうか。
スペイン代表チームは平均身長が200cm(6フィート7インチ)で平均年齢が30歳。最低身長は188cmで、最高がガソルの215cm。そして今大会の司令塔はルビオ(193cm)がMVPを獲得した。チームの4名のNBA選手を除けば、ほとんどがスペインのリーグに名を連ねる集団だ。
http://www.fiba.basketball/basketballworldcup/2019/team/Spain#|tab=roster,average_statistics
スペインに学べる事には何があるのか?なぜUSAでは勝てなくなっているのか?
それは継続性であり、基本に忠実であり、大型化であり、個人技もあるが、基本に忠実な組織の動きがあるからだ。5人が5人として機能する事。これを無駄なく洗練させているのが今のスペイン。そして2008年の有名選手が今大会に参加してなくても勝てるだけの層の厚さ。スペインには学ぶべき何かがある。
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