2018年10月14日日曜日

【バスケをはじめる君へ】シュートをしよう。


ボールをリングに入れるのがバスケットボール

バスケットボールはリングにボールを入れるのが目的のスポーツ。リングにボールを入れるには様々な方法があるが、まずはリングにボールを入れることをやってみよう。身長差や年齢、身体の使い方の熟練度、筋力、経験、様々な要素があるが、リングの高さやボールの大きさはまず除外して、自分自身が心地良く思える高さのリングを探し、ボールも重さや大きさに慣れたものから初めてみよう。(※リングの高さや、ボールの重さは慣れるにつれて、また自分自身の体格を考慮してレベルアップすればよい。)

段階的に進めること

これはドリブルも然りだが、スキルの習得は段階的に進めること。基本を疎かにしない。いきなり応用や実戦に使えるためのスキルを強引に習得しようとしても、基本を怠り段階を踏まなければ、スキルを中途半端に覚えてしまい成熟しない。基礎が無いのに試合に出てもあまり効果が無いのと同様に、練習でできない事は試合でもできない。まずは自分自身の基礎を、身体が勝手に動くようになるまで自然にできるようになるのが重要。そして、必ず自分の習熟度を知り、段階的に進めること。無理な競争意識は捨て、スキル習得に楽しみを見出す事。だからリングの高さや、ボールの大きさをまずは意識せず、リングにボールを入れることをやってみよう。

高い所にボールを入れる作業

ピン球、テニスボール、バレーボール、サッカーボール、5号、6号、7号、ストリート用のボール、いろんなボールでバスケットボールのリングに入れてみよう。高い所にボールを入れる作業の中で、何が難しいか知ってみる。どういう時にボールが入り、どういう時にボールが入らないのか知ってみよう。肩は?手首は?肘は?膝は?お腹(コア)は?どこが筋肉痛になるかな?

なぜバックボードがあるのか

バックボードがついているのがバスケットボール。リングだけならボールを入れる事の難易度は上がる。なぜバックボードがついているのか?なぜ□の枠が書いてあるのか?考えてみよう。利用できるものは利用する。シュートを簡単に確実に入れる事が発見できたなら、それを利用してみよう。

 

角度を知ること

シュートはいろんな所から狙えるが、まずは近い距離からシュートをいろんな所から狙ってみよう。どの角度ならバックボードを使えて、どの角度なら使えないのか、いろいろ試行錯誤してみる。正面からなら?45度なら?0度なら?角度や高さを変えて、シュートの入り方を自分で知ろう。そしてフォームへ。
 


2018年10月11日木曜日

【バスケをはじめる君へ】いろんなドリブルを知ろう。

  自分の型を知った次は

基本的なドリブルを習得し、自分の型(フォーム)を知った次は、まずドリブルがどう使われているか社会見学してみよう。テレビでの試合観戦でもよし、試合会場に足を運ぶのもよし、また地元で発見できるストリート、学校、ピックアップゲーム、などでも構わないので、ドリブルがどう使われているのか自分の目で確認する。

どういう場面で成功して失敗するのか

自分が観戦する試合の中で、まずドリブルの上手な選手を探してみよう。その選手はどういうドリブルを使っているか?どういう場面で使っているのか?そしてどこで成功して?どこで失敗するのか?意識してその選手を試合を通して観察してみよう。
 

様々なドリブルやスタイルがある事を知る

気になる選手、もしくは気になるドリブルを発見する事ができたら、実際に自分で試してみる事。それを極めるまでいかなくとも、なぜできないのか、どうやったできるようになるのか、いろいろ試行錯誤してみる。そして、繰り返し新しいものを見つけてきては試してみる。

相手をみつけて試してみる

試行錯誤してある程度使えるようになったドリブルや技、これは人や障害物を使って実践してみる。難易度をあげるという事。そして繰り返し使うことで、再現性を高め、技術の組み合わせを増やしてパターンを作り上げていく。ここはまさにプロセスなので、技の発見、習得、実践のサイクルをとことん実行していく。

異質な事を恐れない

ファンダメンタル(基礎)を習得する一方で、ストリートのバスケットボールや、エンターテイメントなどで使われる技術を異質な物と遠ざけない事。異質な動きの中でおいても、必ず共通する身体の使い方や必要な筋力が培われる。そしてずる賢くなる事。相手をいかに騙すか。緩急はどう使うのか。細かい変化をどう取り入れるか。身体に覚えさせる一方で考える事も重要。

2018年10月5日金曜日

【バスケをはじめる君へ】自分の型を知ってイメージしよう。

 ドリブルが多少慣れてきたら

ある程度ドリブルをする事に慣れてきたら、フォームを確認する意味も含めてまずは自分自身のドリブルをする姿を認知してみよう。鏡を使ってもよし。ビデオを使ってもよし。自分自身がどういうドリブルをしているのか知ってみよう。

自分に問いかけてみてもいいんじゃない?

腰は落としているかな?ドリブルは強くつけているかな?利き手と反対の手でつけているかな?顔は上がっているかな?視線はどこに向かっているのかな?つま先はどっちに向いているかな?ドリブルしていない手は何しているかな?視界に入らないところにはどんな物体があるかな?


イメージすることはどんな場面でも重要

バスケをはじめたばかりではなかなか経験が無いため、どういうシチェーションでどんなドリブルをしたりするのかイメージする事がまだ難しい。 ただ、創造力を働かせてイメージできるようになる事は、のちのちコートビジョンを養ったり、相手の先を読める力、予期(anticipation)できる能力をつけるにも重要になる。単純作業の上に頭をフル回転させてみよう。

リズム

もう一段階進むのにイメージできるようになる事と並んで、リズムを持つことがある。リズム感。テンポ。どんな音を奏でてドリブルがつけるか、こういう事にも意識してやってみよう。

 コーチ、トレーナーの立場から

コーチ、トレーナーが選手の練習に付き合う場合、まずは小さな目標を達成させる事に重点を置いて、必ず単純作業の中にも楽しめる要素を入れましょう。特にそのプロセスで励ますことは大事。そして選手がイメージできる事につながるような、「気づき」を与えるアクションを入れていくことが、次のステージ、さらに次のステージに向かうのに重要になります。コーチ、トレーナーも創造力をフル回転。



2018年10月4日木曜日

【バスケをはじめる君へ】まずはドリブルから。

「バスケをはじめる君へ」

さて、そろそろ機が熟してきたので、バスケットボールを経験してみたい初心者向けのシリーズを書き綴る事にしました。

気がつけば筆者も約30年やり続けているこの競技。

時代も変わるにつれてルールだけでなく、技術や教え方、トレーニング方法も進化し、新しい発見もあるので、新旧まとめて知識や経験を併せたノウハウをここに蓄積してみようかなと思います。

名付けて「バスケをはじめる君へ」。

まずはドリブルから。

バスケットボールをはじめる上で最大の武器は2つ。その1つはドリブル。まずはプレイヤーが自信を持って「使いこなせる」まではトコトン練習してもらいたい。

もちろん使いこなせるようになっても、継続して練習を続けて下さい。

なぜドリブルからなのか?

ボールに慣れるには結局のところ、まずドリブルを重点的に練習するのが手っ取り早い。そして1人でもコツコツ練習できる。体全体に必要な筋力や、ボールを操る感覚を教えるには大切な基礎なのです。

実はこういう事もある

プレイヤーの身長が伸びて体が大きくなると、手足が長くなる分ドリブルを自在につくのが難しくなる。しかしながら、小さい頃からドリブルをする事に慣れておくと、体が大きくなっても不器用な感覚は低減される。だからこそ体に染み込ませておこう。

何からやるのか?

なぜ巷にこれだけドリブルやハンドリングのトレーニング素材が溢れているかというと、それだけ重要な技術であり、特にオフェンス面での選手の幅を広げてくれるからです。では何から始めればよいのか?

静から動へ

止まっている状態を静、走っている状態を動、とした場合、これら別々の状態で、速く強く、高く低く、これを意識して初めてみるのが基本です。そのプロセスの中で苦手なアクション(動作)を反復して磨いていく。トレーナーの有り難みを感じるのはこのプロセスです。

興味のあるスキルを

まずは興味のあるスキルを。やってみたいハンドリングを。憧れている選手の動きを。やってみて失敗してください。そこから何かに気づいていくでしょう。