2019年11月3日日曜日

八村塁がNBAのドラフト1巡目で指名されたのってどのくらい凄いの?

八村塁がNBAのドラフト1巡目9位で選ばれました。これがどのくらい凄いのかって話があったので簡単に説明。

毎年行われるNBAのドラフトには60人が選ばれます。

2019年のNCAAの研究データによると、NCAAに所属している男子バスケットボール選手総数は18,816人います。そのうち4,181人がドラフトの資格を得ています。

結果としてこの資格を得た人数から実際にドラフトされたのは52人。86.7% (52/60=0.8666)がNCAA所属の選手からドラフトされています。

8人(60-52=8)はNCAAに所属していなかったアメリカ国外でプレーしていた選手で、13.3%が海外でプレーした選手が選ばれています。(8/60=13.333)

そして、NCAAでNBAのドラフト資格を持った選手がNBAにいける確率は1.2% (52/4181=0.0124)。その資格を持った選手がドラフト9位までに選ばれるには0.2%(9/4181=0.00215)の確率になります。

Estimated probability of competing in professional athletics


NBAドラフトの資格を得るには、 以下の条件が必要になります。
 アメリカ国内選手でアメリカの高校を卒業してから1年以上経過している場合:
  1. 大学4年間の選手資格(eligibility)を終了していること。 
  2. アメリカの高校を卒業して大学には進学しなかったが、卒業してから4年経過していること。
  3. NBA以外の(世界中の)プロリーグで契約してプレーした経歴があること。また契約が解除されてドラフトエントリーできる状態であること。
アメリカ国外の国際選手で19歳以上の場合:(いずれかに該当)
  1. NBAドラフト年に22歳以上であること。
  2. NBA以外のチームとプロ契約してプレーした経歴がある。
https://en.m.wikipedia.org/wiki/Eligibility_for_the_NBA_draft
 
※22歳以上であれば原則誰でもエントリーできるので母数は相当な数になります。